年間木造戸建て売買・賃貸28件取扱不動産会社が床下(シロアリ・配管)点検を語ろう。
きづな住宅では、自社で取り扱うことになった
戸建住宅を徹底的にチェックしています。
自社で取り扱うとは、
自社で購入する予定の戸建、
自社での販売を委託される戸建
自社で賃貸戸建として管理のさせて頂くことになる戸建
売るか貸すか迷っている、又は先に決まった方で
という戸建
のことです。
床下は、家の履歴の宝庫。 トラブルがあれば、記録が残っています。
床下を点検すると、色々なことがわかります。
一般的に、素人のお客様は、床下を観てから
家を買うことはなく、
あったとしても、ちょっと覗く程度。
それでは、見落としが多くなります。
さて、不動産の売却や賃貸管理を任された不動産屋さんは、
どれだけ床下まで点検しているでしょうか?
写真の戸建は、築15年の木造戸建の床下です。
比較的綺麗ですね。
しかし、新築引き渡しから一度も防蟻処理を
していないとなりますと、新築当初の白蟻の防蟻剤は
切れており、白蟻がいる場合もあります。
床下を見ない、床下が見れない、ということは、
その建物が後どれくらい使えるのか?
購入に値するのか?
を解らないということで、怖いことです。
表面だけの不動産屋リフォーム物件の中古戸建てが
一番恐ろしいですね。
値段も高く、安全でない可能性が高いからです。
反対に、個人が放置した問題だらけの中古戸建てでも、
きづな住宅で直せる範囲でしたら、値段が安く取得でき、
まだ納得感があります。 このような格安中戸建は、購入して
リノベーション済み賃貸戸建として
利回りも取れるかもしれません。
防蟻の保証は通常5年です。
保証が切れても、新築から10年位は殆ど大丈夫です。
きづな社長の自宅は、ヒバの土台にヒバオイルの天然防蟻剤ですので、
7年目に床下の匠に再度ヒバオイルを塗布してもらいました。
通常に使う防蟻剤も、昭和の過去のものと比べて、
人体への悪影響は少なくなっています。
ヒバオイルよりは強いので、7-8年毎に防蟻処理をすれば
良いと、私は思います。
写真のように、床下の収納ボックスが移動するタイプの床下収納もあります。
親しいお客様の家の床下で蟻道(白蟻の巣、通り道)を発見
新築から42年が経過した家のリフォームを
承りました。
その際に床下に潜ると・・・
蟻道がいくつかありました。
また、ぶかぶか柔らかくなっていた、
洗面ー浴室の床下の角の柱が白蟻が食い、
柱の床から60cm位までを食ってスカスカになっていました。
駆除をして、柱を取り替え、補強します。
水回りでなくとも、玄関框下や増築部分や床補強した部位にも白蟻発生注意
玄関の框の下も白蟻の要注意箇所です。
この写真のように、土の部分から、玄関の框までの
立ち上がり部に木の柵があります。
ここに白蟻がいることが多いです。
また、床鳴りがして、大工さんが床補強した際、
チョロチョロっと防蟻剤を塗ったり、
全く塗らなかったりした部分の白い木の
部分に白蟻がいることがあります。
大工さんで、白蟻への知識と危険性を知らない又は
軽んじている大工は世にはたくさんいるものです。
やはり床下の点検、補強などは白蟻の匠に頼む又は
監修してもらうことが肝心です。
床下のリフォーム絡みは、悪徳業者も多いので
ご注意下さい。
特に、訪問してきて、無料点検をしたがる
業者に注意して下さい。
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