川越市の一戸建て貸家の水道配管が漏水 とんでもない水道料金を軽減(減免)した工事手配事例
それはとある初夏のことでした。
川越市の水道部の料金係の検針員さんが、川越市の
昭和の古い木造戸建て貸家に検針に行ったところ!
ひぇー!
驚くべき水量が。1,700㎥!
水道料+下水量合計で何と901,800円!
がくがくプルプル!
だれが払うのでしょうか。
小学校のプールが満水で
縦25メートル×横12.5メートル×水深1.35メートル=421,875㎥
この水量は普通の平均的な家庭のお風呂に使われる水の約4年分の水量にあたります。
埼玉県の中では川越市は安い方なのですが、
以外に水道料金の差がどれだけあるかは、皆さんご存知ないのです。
全国の市町村水道料金ランキングで安い方から数えて131位です。
詳しくはこちらをご覧ください↓。
水道の元栓を開け閉めすると、「ビクン!」と相当な手ごたえがあるくらいの漏水
きづな社長、早速入居者さんからの通報を受けて
現場に急行しました。
きづな住宅は24時間電話がつながりますので、
この日は一般的に不動産業者が休みの水曜日の早朝
でしたが、問題なく、現場に急行出来ました。
水道の元栓を開け閉めすると、ビクン!
もの凄い振動がメーターと古い鉄の水道配管に
響き渡りました。
「これは本当に相当な量が
漏れている!」
私はそう確信し、弊社の水道の匠を呼びました。
戸建の外周の配管のどこから漏れているかをまず探る
戸建ての東・北・西をぐるりと廻っている
水道配管。
さてどこから漏れているのでしょう?
普通、この量の漏水があれば、敷地がびしょびしょに
なるので直ぐ判るはず・・・
なのに何故、ひと月も入居者さんはわからなかったのでしょう・・・
我々プロも漏水個所をなかなか当てられず、
キツネに摘ままれたようでした。
一つ一つ、配管を途中で止めて漏水個所を突き止めていきます。
やっと漏水箇所が解りました。
・この家の水道配管、普通のGL(地面のライン)より低い位置に
水道管があったこと。
・この土地の地下に地下水へつながる側溝があり、
漏水の水がそこへ流れていたため誰も気づかなかった
※普通はこれだけの量が漏水すれば敷地がびしょびしょになり、
すぐ異変に気づきます。
この戸建、昭和40年代の建物のなのですが、
きちんとメンテナンスされて今に至ります。
ただし、土地の中のことはわからなのです。
この時代の鉄の水道管や白ガス管と言われる
都市ガスの古い配管(今では使われていません)
は老朽化で深刻な問題を引き起こすことがあります。
このことを解っているきづな社長は、
自社物件にするレトロ物件のリノベーションの際に
水道や下水、ガスの配管まで気にして手を入れています。
普通は、見えるところだけリフォームするだけで
貸している古い物件が多いので、世間ではトラブルが多いのです。
この大家さんにも見えなしところまで気を配る
必要性を説き、改修してもらいました。
アンラッキーではありましたが。
この漏水の水道代の大半も持っていただきました。
この辺りの対応も、管理会社によりまちまち。
知識がなく、放置する賃貸管理会社の管理物件でしたら
大問題に発展したことでしょう。
大変でしたが、起きたことに対しての被害は
最小限の時間と費用で済むように行動できました。
賃貸管理人、世間が思っているより知識が必要なのと日々大変な
目にあっているのと、顔の見える助けてくれる職人たち=きづなの仲間
がいてくれないと、本来、家主さん方を安心させることができない
商売なのです。 本来・・・
きづな社長はいつもどこかをメンテナンス・点検しています。
水道の漏水があった場合、市の指定業者で
規定を満たす修理をすれば、漏水分の水道料金を
減免する措置があります。
今回も減免を申請し、何とか278,769円で済みました。
と言っても、一月の水道代がこれですので、卒倒モノです。
古い物件を所有しているオーナーさん、賃貸に出してなくとも
気を付けましょう!
きづな住宅は83名の家主さんからアパート・マンション・貸家
・駐車場の管理をお任せいただいております。
これには覚悟と経験と人脈と行動力と誠実さが必要です!
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