賃貸管理人が都市ガス会社について語ろう
都市ガスとプロパンガス。
昨日のブログではお伝えしきれなかったこと、
ガス工事での賃貸管理人の苦悩等をこの場で語ろうともいます。
また、昨日のブログで、「LPG会社が都市ガスの工事を
資格さえあれば何でもできるような誤解を生む表現は
いけないのでは」、と言うご指摘があり、文面を訂正しております。
弊社は法令遵守で工事しておりますし、法令遵守の範囲の中で工夫をしております。
都市ガス=寡占 LPG=自由競争 鍛えられ方の違い
都市ガスは独占の状況でした。
自由化に伴い、寡占へと変更されていきましたが、まだまだ
供給元である都市ガス会社の優位は変わらないと思います。
どうしても、寡占状態ですと、企業風土は保守、役所的に
なるのは仕方がないことです。
かつての郵便局を思い出してください。
今や、「いらっしゃいませ!」ですよ。 時代は変わりましたね。
LPG業者は競争の中で生きています。
それは物凄いものがあります。
LPGの顧客、全体の使用料は漸減しているのに対し、
競争は増すばかり。
一部、悪質な営業をする大手のLPG会社が有名ですが、
玉石混合の、アヤシイ部分もある業界なのです。
反対に、都市ガス会社はどこも、見た目はキレイで、
真面目で、怪しくありません。
しかし、堅物すぎるところ、競争の経験がなく、見積もりも真面目(高い)
ことが賃貸管理人として
問題があるのです。
都市ガスが来ていれば、都市ガスを引くのが順当でしょう。
これに関しては何の異論もございません。
弊社で今分譲している、川越し新宿町2丁目の分譲地には
もちろん、地元の武州ガスさんに宅内への引込を全戸お願いしています。
賃貸管理人の苦悩 ガス器具が壊れたら…
突然やってくるガス器具の故障。
風呂に入れない!
お湯が出ない!
どうしてくれるんだ!
私は悪くなくても、時にはひどい言葉を浴びせてくる
方もいます。
こんな時に限ってお正月とかGWとか。
いつ発生するか分からないガスのトラブルに備えるには
早く!
迅速に!
対応してくれるパートナーを管理地の管轄内に複数
人間関係をつくっておく必要があります。
この点で、都市ガス会社はその都度コールセンター(本社)→担当者
という仕組みで、工事に行く方と1対1の関係になれません。
武州ガスに個人的に仲良くさせて頂きている方がおりますが、
この方に頼んでも、「それは一旦本社に」となります。
都市ガスの物件で、緊急事態の時になるべく早く修理をするには
どうしたらよいのかを考えたら・・・
LPG会社の方でも、都市ガス工事の免許を持ち、
管轄都市ガス会社と連絡・工事の許可を取れる方と
「携帯電話でダイレクトにお話しが出来る仲」の構築
が大事になります。
この人脈が無いと、緊急時に、対応が遅れ、
文句の嵐を浴びることになります。
こうならないために、弊社では壊れる前に給湯器やコンロの交換を
なるべく実施しており、他の管理会社よりはガス器具の故障が
少ないと自負しています。
だから、少人数での管理が可能になります。
このように、一つ一つ、家主の為に費用の負担は軽く、
入居者さんのために対応は早く・確実にすることこそ
不動産業者、特に賃貸管理会社が努力すべきことだと
感じ、行動しております。
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